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子ども部屋を間仕切る方法~8畳篇~
子どもが成長をするにつれて、個室が欲しいというお話はよくあると思います。
今まで2人で使っていた一つの部屋を半分に間仕切って2つにわけるには壁を作ったり、家具で仕切ったり、カーテンや衝立で仕切るといった様々な方法があります。部屋の広さや家具の配置などもご家庭によってさまざまです。
実際に8畳の部屋を2つにわけるリフォームの流れを事例に沿ってご紹介します。
既存は上記の絵の左側の状態でした。8畳の洋室に一間のクローゼットが2か所、入口ドアが1か所、出窓が1か所という間取りです。この部屋を2人のお子さんが使用していますが、1人ずつそれぞれの空間が欲しいので部屋を仕切りたいとご相談をいただきました。
部屋の出入り口が1か所しかないためただ単に真ん中で区切ってしまうと奥の部屋へ行くには手前の部屋を通っていかなければなりません。クローゼットも公平に利用できて、部屋への出入りを干渉されずにするために右の絵のように間仕切り壁を作って、それぞれの部屋にドアを新設するという方法になりました。
部屋の照明は8畳の真ん中にシーリングライトがひとつ。スイッチは既存ドアのある壁にありました。部屋を仕切るために新たに照明の配線を2か所作りました。 新しい壁を作るため、木材を天井と床に取付、そこに柱となる木を止めて壁を作っていきます。
出窓の部分は塞がないで窓が開閉できるように、新しい壁を窓枠のところまでにしています。今回の間仕切り壁は天井までにせず、天井付近には隙間を空けて空調が効くようにしています。
費用は嵩みますが、完全に壁を天井までにして、エアコンを各部屋に取り付けるということも可能です。その際はエアコン用の電源の配線費、エアコンの取り付け費等がかかります。
壁組が出来上がると、プラスターボードという石膏ボードを張って仕上げていきます。ドアも2か所に取り付け、クロスを貼っていけば
そろそろ完成です!
今回の新しい壁はなるべく薄くしたかったので、使った木材は60㎜x27㎜、9.5㎜のプラスターボードです。
3畳ほどのスペースですので、ベッドを置くといっぱいですが、一人ひとりのプライベート空間が出来上がりました!
工期は3日でした。
子ども部屋に間仕切り壁を作ることで、子どもたちが自分のプライベート空間を持つことができ、勉強に集中することも、一人でリラックスすることもできるようになりましたね。