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古い階段リフォームにかかる費用はどれくらい?階段リフォームのポイントと事例も紹介
みなさん、こんにちは。
リファイン和歌山北です。
古い階段は傾斜が急で薄暗いなど安全性に問題があるケースも多く、リフォームしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、階段の場所を変えたり開口を広げたりするとなれば、大がかりな工事が必要になり、大きなコストがかかってしまいます。
この記事では、古い階段をリフォームする方法や内容ごとの費用相場を解説します。併せて、階段リフォームのポイント・注意点や事例も紹介。この記事を参考にして、上り下りしやすく安全な階段をリフォームで叶えましょう。
古い階段リフォームの主な内容と費用相場
古い階段をリフォームする場合、予算や目的に応じてさまざまな方法があります。主なリフォームの内容とそれぞれの費用相場を見ていきましょう。
主なリフォームの内容 | 費用相場 |
滑り止めの設置 | 1万円程度 |
手すりの設置 | 5〜30万円程度 |
フローリングの上張り | 10〜15万円程度(直階段) 15〜20万円程度(折れ階段) |
フローリングの張り替え | 30〜100万円程度 |
階段の段数増加 | 20〜50万円程度 |
階段の勾配変更 | 25〜150万円程度 |
階段の位置変更 | 100〜300万円程度 |
滑り止めや手すりの設置程度であれば1日で工事は完了し、費用負担は30万円未満で済むケースがほとんどでしょう。フローリングを滑りにくいものや明るいものに変更する場合も、上張りであれば1〜2日程度での工事が可能。費用負担も10〜20万円程度で済みます。
一方、フローリングの全面的な張り替え、階段の勾配や位置の変更となると大規模な工事が必要であり、工期も数日間にわたる可能性があるでしょう。費用も数十万円から100万円以上と高くなります。
古い階段をリフォームする際の3つのポイント
自宅の古い階段をリフォームするにあたっては、次に挙げる3つのポイントを押さえるようにしましょう。
1.リフォームの目的を明確にする
1つ目のポイントは、目的を明確にしてから階段リフォームに取りかかるということです。
階段リフォームを行う目的は大きく「安全性の向上」「機能性の向上」「デザイン性の向上」の3つです。改善の主眼をどこに置くかによって、リフォームの方向性は大きく変わるでしょう。
高齢者のいる世帯、老後を見据えた50代・60代の世帯であれば、転倒リスクの軽減など安全性の向上に重きを置くのがおすすめ。子どもやペットがいる世帯でも、安全性や機能性のアップに力を入れるべきでしょう。20代・30代の夫婦世帯であれば、デザイン性を重視するのもいいかもしれません。
2.安全性を第一に考える
2つ目のポイントは、何よりも安全性を第一に考えるということ。上で紹介した階段リフォームの3つの目的において、どの世代でも第一に考えるべきは「安全性」です。
特に高齢者がいる世帯では、階段の安全性確保の重要度が高いといえます。65歳以上の高齢者における住宅内事故のうち18.7%が階段で発生しており、場所別では居室に次いで高い割合です。さらに高齢者の住宅内事故の半数以上を占める「転倒・転落」の発生件数は、階段が最多となっています。
また、20歳以上65歳未満の住宅内事故についても12.9%が階段で発生しており、場所別で3番目に多くなっています。高齢者に限らず、全世代で階段の安全性確保は重要といえるでしょう。
出典:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「高齢者の住宅内の事故」
3.予算とのバランスを十分に検討する
階段リフォームには、大がかりなものから小規模なものまでさまざまな方法があります。階段を架け替えるとなれば当然大きな費用がかかるでしょう。階段の形状や傾斜を変更する場合でも、全体的な間取り変更が必要になる可能性があります。
リフォーム目的を明確にしたうえで、手すり設置やフローリングの上張りなど費用をそれほどかけずに対処できないか検討しましょう。目的を果たしつつも予算内でできるリフォームがないか、しっかり検討することが重要です。
古い階段のリフォームで知っておくべき注意点
古い階段のリフォームを行う際には、次に挙げる注意点を踏まえて内容を決定しましょう。
リフォーム期間中は2階に上がれない可能性がある
リフォーム工事の規模によりますが、架け替えやフローリングの張り替えなど大がかりな工事を行う場合、工事期間中は当然階段を使えなくなります。つまり、工事期間中は2階に上がれなくなるということです。
階段リフォームの内容が決まったら、工事期間とともに階段を使えない期間がないか、あるとすればどれくらい使えないのかを確認しましょう。階段が使えない期間中は1階だけで生活を完結できるよう、事前に準備しておく必要があります。
できれば照明もリフォームを検討する
階段リフォームというと足元のことに目が行きがちですが、階段の安全性や機能性を高めるには照明の見直しも重要です。築年数の古い住宅の階段は照明が暗いことも多く、足元が見づらいために転倒や転落につながるケースも少なくありません。
古い階段のリフォームを検討するときは、照明の照度を高める、フットライトを新たに設置するなど足元を明るくする工夫も施すとよいでしょう。
DIYできそうと思っても無理しない
費用を少しでも抑えるため、階段リフォームをDIYで施工しようと考えている方がいるかもしれません。たしかに手すりや滑り止めの取り付け程度なら、多少DIYの経験がある方であれば設置自体はできるでしょう。
しかし、階段は安全性が何よりも求められる場所です。DIYで万が一施工不良があれば、大事故につながる可能性もあります。階段リフォームは、たとえ小さな工事であってもプロの施工会社へ依頼するのが得策です。
古い階段リフォームの事例を紹介!
自宅の古い階段をリフォームする際のポイントと注意点を確認したところで、イメージを膨らませるべく、リファイン和歌山北が手がけた階段リフォームの事例を2つ紹介します。「目的に合わせてどのような工事をしているのか」に注目してご覧ください。
安心して寝室と行き来できる明るい階段
この家に暮らす高齢のお客様は、以前に画像の階段で足を踏み外して転落してしまったことがあるそう。2階に寝室があるので毎日上り下りしなければなりませんが、足元が見づらく、滑り止めのない踏板は非常に危険でした。
リフォームにより踏板を明るい色合いのものに変更したことで、足元がとても見やすくなっています。踏板には新たに滑り止めを設置し、日々の上下移動が安全で快適になりました。移動のストレスが軽減されることで、この家での暮らしがより充実したものになることでしょう。
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手すり設置で安全に生まれ変わった階段
続いて紹介するのは、2階をリフォームするのに合わせて階段もリフォームした事例です。
ビフォーアフターを比較すると、まるで新築のように生まれ変わっていることがわかります。これがフローリングの上張り・手すりの設置・踏板の滑り止め設置・壁紙の貼り替えという、比較的手軽にできる内容の組み合わせで実現できるのです。
こちらのお客様は当初「階段リフォームができるとは思っていなかった」とのこと。階段リフォームというと大がかりなものを想像しがちですが、架け替えや段数の変更など大規模な工事をしなくても安全性や機能性は十分アップできます。
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まとめ
古い階段は踏板が狭い、傾斜が急、足元が見づらいなど危険が多く潜んでいます。リフォームでこうしたリスクを軽減し、安全に上り下りできるようにすれば、生活の質を向上できるかもしれません。
階段リフォームは大がかりなものを想像しがちですが、実際は工事内容によって規模が大きく異なります。滑り止めや手すりの設置、フローリングの上張りといったリフォームであれば30万円未満の費用、半日程度での施工も可能でしょう。階段の解決すべき課題と予算のバランスを踏まえ、最適なリフォーム方法を検討することをおすすめします。
階段リフォームにおいては安全性が何よりも重要なため、まずは経験豊富なプロのリフォーム会社に相談するのが得策です。
和歌山市を中心に多くのリフォーム実績を誇るリファイン和歌山北は、階段リフォームも多数手がけてきました。豊富な経験とアイデアをベースに、お客様のライフスタイルに合わせた最良の階段リフォームプランをご提案します。自宅の階段に課題を感じている方は、リファイン和歌山北へいつでもお気軽にご相談ください。
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