トイレの床・壁リフォームにおける素材選びのポイントとは？張り替えの費用やリフォーム事例も紹介

トイレの床や壁は汚れや臭いがつきやすく、そろそろリフォームしたいと考えている方も多いかもしれません。自宅のトイレの床や壁をリフォームする場合、どのような素材を選ぶといいのでしょうか。

この記事では、自宅のトイレの床・壁リフォームで用いる素材の種類と選び方を解説。床材や壁材を張り替えるのにかかる費用や実際のリフォーム事例も紹介します。リフォームした気持ちのいいトイレで、毎日の暮らしをより快適なものにしましょう。

トイレの床材の種類と選び方

まず、自宅のトイレの床材にはどのような種類があるのでしょうか。おもな床材の特徴を解説するとともに、選び方のポイントを紹介します。

トイレのおもな床材4種を比較

トイレリフォームでおもに用いられる床材は「クッションフロア」「フロアタイル」「複合フローリング」「タイル」の4種類です。それぞれの特徴を表で比較してみましょう。

トイレリフォームの床材選びで気をつけるべきポイント

上記のように、トイレリフォームで使われる床材には異なるメリット・デメリットがあります。リフォーム検討時には、次のポイントを意識して選ぶとよいでしょう。

・耐水性と耐汚性に強い素材を選ぶ
・ 臭いを吸収しにくい素材を選ぶ
・ 表面が汚れても拭き取りやすいメンテナンス性の高い素材を選ぶ
・ できる限り耐用年数の長い素材を選ぶ

すべてのポイントを満たす素材は限られるうえ、高機能なものはコストが高くなります。自身の優先するポイントを叶えてくれて、かつ予算感にも合う床材を選ぶのがおすすめです。

トイレの床リフォームは「クッションフロア」がおすすめの理由

トイレで用いられる4つの床材について、上の4つのポイントとコストで比較すると次のようになります。

コストも含めて総合的に判断すると、トイレの床リフォームで特におすすめの素材は「クッションフロア」です。クッションフロアはタイル調やフローリング調などデザインも豊富なので、質感こそ本物には劣るものの、フローリングやタイルのようなデザインに仕上げることも可能です。

トイレの床をリーズナブルに、おしゃれで機能的なものに仕上げたいなら、クッションフロアを採用するといいでしょう。

トイレの壁紙リフォームの素材を選ぶ際の3つのポイント

次に、トイレの壁紙リフォームで使う素材を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

機能性に着目して選ぶ

トイレは家のなかで特に汚れや臭いが発生しやすい場所です。快適に過ごせるようにするには、機能性に着目して壁紙を選ぶことをおすすめします。

壁紙には「汚れ防止」「防臭」「抗菌・抗ウイルス」「防湿・吸湿」など、さまざまな機能を持つものがあります。高機能なものになるほど単価が高くなるため、機能ごとに優先度を決めたうえで、予算に合うものを選びましょう。

あまり奇抜すぎる色や柄は避ける

トイレは1畳ほどのコンパクトな空間であり、便座に座ったときには目前まで壁紙が迫ってきます。あまり派手な壁紙や、個性の強い柄の壁紙を貼ると、せっかくのトイレが落ち着かない場所になってしまいます。

アクセントとしてカラフルな壁紙や柄の入った壁紙を入れるのは問題ありませんが、ベースはあくまでもシンプルで落ち着いたカラーにしておくのが無難。フロアごとにトイレがあるケースでは、フロアによってベースカラーを変えると、変化が出て面白いかもしれません。

アクセントクロスを上手に取り入れる

前述のとおり、ベースはシンプルで落ち着いた色にするのがおすすめではあるものの、ベースカラーの壁紙だけで仕上げると、のっぺりと面白みのない空間になりがちです。そこで、トイレの1面ないしは2面にアクセントクロスを取り入れると、適度な個性がプラスされ、おしゃれな空間になります。

便座の背面にあたる奥の1面をチャコールグレーやネイビーといった濃いめの色にして、側面を薄めの落ち着いた色にすると、視覚的に空間の広がりを演出することも可能です。トイレはほかの空間と完全に切り離された個室なので、思い切って独自の世界観で仕上げるのも一つの考え方です。

トイレの床・壁紙リフォームにかかる費用相場

トイレの床と壁紙のリフォームをする場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。床も壁紙もどのような素材を選ぶかによってコストが大きく変わるため、素材ごとに相場を比較しながら費用感を紹介します。

トイレの床リフォームにかかる費用の目安

床リフォームについては、最初に紹介した4種の床材ごとに費用の目安を見ていきましょう。ここでは、広さ1畳のトイレの床全面を張り替える場合の費用感を紹介します。

張り替えにかかるコストだけで見ると、やはりクッションフロアのリーズナブルさが目立っています。反対にタイルは1枚ずつ手作業で貼っていく必要があるため、コストが高く工期も長めです。

ただ、クッションフロアは一部だけ張り替えるのが難しいので、張り替えようとすると毎回上のコストがかかってきます。その点、フロアタイルやタイルは部分的に張り替えることができるので、老朽化や汚れの目立つ範囲が限定的な場合にはコストを抑えられるケースがあるでしょう。

トイレの壁リフォームにかかる費用の目安

続いて、トイレの壁リフォームの費用相場も見ていきます。壁紙はノーマルなものを選ぶか、高機能なものを選ぶかによってコストが変わってきます。ここでは、壁紙のグレード別に、1面だけ貼り替える費用と、天井も含めた全面を貼り替える場合で費用を比較してみましょう。

機能性のある壁紙を選ぶと、通常より5,000円程度材料費がアップするというのが相場の目安です。機能性壁紙だと汚れや臭いがつきにくく、長期間にわたって清潔な空間を保てるため、予算に余裕があれば機能性の高い壁紙を選ぶのもおすすめです。

おしゃれトイレリフォームの施工事例を紹介

最後に、カインドが手がけたリフォームのなかから、おしゃれなトイレリフォームの施工事例を2つ紹介します。素材の選び方やアクセントのつけ方に注目してご覧ください。

淡い色の壁紙と木目のクッションフロアが清潔感を演出

　
1つ目に紹介する事例は、便器や手洗い器の変更と合わせ、壁紙と床材も一新したリフォームです。

フローリングのように見える床は、フローリング柄のクッションフロア。前のクッションフロアは少し古さを感じさせるデザインでしたが、一新したことで明るく清潔感のある印象になりました。壁と天井は全面に薄いグレーの壁紙を採用し、モダンでスタイリッシュな空間に仕上がっています。

▼詳しくはこちら▼
１DAY　トイレリフォームおすすめ篇｜和歌山市　I様邸

華やかなアクセントクロスとシックなグレーの掛け合わせ

　
2つ目に紹介するのは、タンクレストイレへの交換と手洗い場の新設を行うのに合わせ、床・壁のリフォームも実施した事例です。

目を引くのが、左側の壁に貼られた大胆な花柄とカラフルな鳥の描かれた壁紙。リフォーム前と比較すると、トイレが彩り豊かで明るい空間に生まれ変わっています。一面に個性のある壁紙を貼りつつ、ほかはグレーの壁紙と石目調のクッションフロアを採用し、シンプルにまとめているのがポイントです。

内装にメリハリをつけることで、個性を出しながらも、落ち着きのある快適空間を実現しました。

▼詳しくはこちら▼
マンショントイレリフォーム～アクセントクロス篇～｜芦屋市　T様邸

まとめ

トイレは毎日使う場所なので、床・壁のリフォームを検討する際は、機能性やお手入れのしやすさも考慮することが重要です。一方、ほかの部屋の印象に影響を与えにくい個室であるがゆえに、トイレだけの世界観を演出するという考え方もあります。

カインドはお客さまへのヒアリングをベースに、一人ひとりのご希望やライフスタイルを大切にした「一部屋から叶うリノベーション」を実現しています。和歌山市周辺で理想とするトイレリフォームを叶えたいなら、ぜひカインドまでお気軽にご相談ください。

▼お問い合わせはこちら▼
https://kind-1r1r.com/contact/