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住まいのフルリフォームにかかる期間の目安はどのくらい?スムーズに進める5つのポイントも解説
マイホームの築年数が経過してくると、内外装や設備の老朽化が気になってくるもの。建て替えるのも一つの方法ですが、フルリフォームなら短期間かつ費用を抑えつつ、今のライフスタイルに合った住まいを実現できる可能性があります。
この記事では、住まいのフルリフォームにかかる期間の目安を紹介するとともに、フルリフォームをスムーズに進めるための5つのポイントを解説します。
フルリフォームにかかる期間の目安は?
フルリフォームは建て替えに比べ、工事にかかる期間を短くできるのが大きな魅力です。実際にどれくらいの期間がかかるのか、戸建て・マンションそれぞれの目安を紹介します。
戸建ては4〜7ヶ月が目安
戸建てのフルリフォームの場合、設計期間に2〜3ヶ月・工事期間に2〜4ヶ月で、合計4〜7ヶ月程度が工期の目安です。
戸建ては外装を含めすべてやり変えるケースが多いため、マンションよりも工事範囲が広くなります。そのため、マンション以上に工事期間がかかるのが一般的です。床面積が大きい家をフルリフォームする場合、外構周りや庭・駐車場などもやり変える場合などは、特に期間が長くなりやすいでしょう。
なお、木造・鉄骨造など建物構造によって必要な工事期間が異なる点は注意が必要です。
マンションは3〜7ヶ月が目安
マンションのフルリフォームを行う場合、設計期間は戸建てとほぼ変わらず2〜3ヶ月程度です。一方、工事期間に関しては1〜4ヶ月と、戸建てに比べてやや短くなる傾向にあります。
マンションの場合、個人で所有する専有部分のみのリフォームであり、内装リフォームがほとんどです。廊下やベランダ、窓などの共有部分は原則リフォームが認められず、戸建てに比べると施工範囲が狭いため、必然的に工事期間は短くなります。
ただし、マンションは住民による区分所有なので、リフォーム工事は全体の管理規則や細則に則って進めなければなりません。フルリフォームの内容によっては、管理組合の事前承認手続きなどを経なければならず、余分に時間がかかることもあるので注意しましょう。
フルリフォームをスムーズに進める5つのポイント
次に紹介する5つのポイントを意識することで、フルリフォームをスムーズに進め、工事期間を短くできる可能性があります。
1.リフォーム内容を事前に決めておく
1つ目のポイントは、設計が始まる前にリフォーム内容をしっかり決めておくことです。
設計の検討に時間を要すると、着工がどんどん遅れ、工事期間が余計に長くなってしまいます。リフォームのテーマや希望内容の優先順位を事前に決めておくことで、設計の打ち合わせがスムーズに進み、工事に早く着手することができるでしょう。
また、リフォームプランが具体的に固まっていると、施工するリフォーム会社との認識のズレが生まれにくいのもポイント。フルリフォームで理想の住まいを実現しやすくなります。
2.繁忙期や大型連休を避けてスケジュールを組む
2つ目のポイントは、住宅建築の繁忙期や大型連休を避けたスケジュールにすることです。
リフォームの繁忙期といわれるのが、毎年秋から年末にかけての時期と、年度の切り替わりをまたぐ3〜5月です。こうした繁忙期は工事が集中するため、職人や建材の確保が難しくなる傾向にあります。通常時のように工事が進まず、どうしても期間が長くなりやすいでしょう。
同様に、ゴールデンウィークや夏休みなどの大型連休も職人が確保しづらいため、スケジュールが後ろ倒しになりやすい時期です。
フルリフォームをスムーズに進めたいなら、これらの時期を避けてスケジュールを組むことをおすすめします。
3.近隣住民や管理会社に事前説明をしておく
3つ目のポイントは、工事開始前に近隣住民や管理会社に工事内容などを説明しておくことです。
戸建ての場合、工事車両・職人の出入りや工事中の騒音などで近隣住戸に迷惑をかける可能性があります。マンションでは、搬入・搬出時にエレベーターや階段を頻繁に使用するため、より多くの住民に影響を及ぼすかもしれません。迷惑をかけたことが原因で近隣住民や管理会社とトラブルになれば、工事が進められなくなり、スケジュールが大幅に延びてしまうおそれがあります。
マンションで管理会社に事前申請するのはもちろん、戸建てのフルリフォームでも、近隣住民に事前挨拶をしておき、工事に関する断りを入れておくと安心です。
4.搬入経路や管理規約を事前に確認しておく
4つ目のポイントは、資材の搬入経路やマンションの管理規約を事前に確認しておくことです。
フルリフォームでは多くの建材や設備を室内に搬入しなければなりません。
事前に搬入経路を明確にしておくことで、スムーズな工事が可能になります。
経路によっては運搬できるもののサイズに制限がかかるケースもあるため、事前の確認が必須です。もし、あとから搬入できないことが判明すると、工期が延びたり追加費用が発生したりする可能性もあります。
マンションでは、管理規約によって工事内容や設置できるものが制限されている場合もあるので、不明点は管理会社に確認しておきましょう。
5.施工経験が豊富なリフォーム会社を選ぶ
5つ目のポイントは、フルリフォームの施工に長けたリフォーム会社を選ぶことです。
フルリフォームは事前準備や期間中の緻密な段取りが求められます。施工経験が豊富なリフォーム会社に依頼すれば、事前準備から設計・施工にいたるまでスムーズな進行が期待できます。
特に、地域の事情を十分に把握している地元のリフォーム会社だと、近隣への対応なども含めて安心感があるでしょう。
フルリフォーム期間中は仮住まいの確保が必須?
フルリフォームは家全体で工事を実施するため、工事期間中は自宅に住めない期間が生じます。
そのため、工事期間中に家族が暮らす仮住まいを確保するのが原則です。
自宅に住みながらでも工事できる場合もありますが、複数箇所を同時並行で施工できないなど工事の進め方に制約が生じます。スムーズに工事を進めて、少しでも工期を短縮したいなら仮住まいを確保するのがおすすめです。
仮住まい先の候補としては、一般的な賃貸住宅のほか、ウィークリー・マンスリーマンション、ホテルなどが挙げられます。ホテルは長期滞在になると大きな費用がかかるため、賃貸住宅やマンスリーマンションを中心に検討するといいでしょう。
子どもがいる家庭では通学のことを考える必要もあり、仮住まいの立地が重要になります。住む場所がなくて困る事態を避けるため、リフォームのスケジュールが決まったら、早急に仮住まいを探したいところです。
リフォームにかかる期間の目安を箇所別に解説
先述のとおり、フルリフォームは戸建てで最低4ヶ月、マンションでも最低3ヶ月程度の期間がかかります。また、建て替えほどではないにしても大きな費用が必要です。フルリフォームをするほどのスケジュールや予算を確保できない場合、気になる箇所のみの部分リフォームを検討するのも選択肢の一つです。
部分リフォームにかかる期間の目安を、リフォームする箇所別に解説します。
水回りリフォームにかかる期間の目安
老朽化によるリフォームの必要性が高い箇所として水回りが挙げられます。キッチン、トイレ、浴室の部分リフォームにかかる期間の目安は次のとおりです。
工事箇所 | 工事期間の目安 | 備考 |
キッチン | 3日〜1週間程度 | 場所を変更しない前提の目安 |
トイレ | 1〜3日程度 | 内装変更のみなら半日程度 |
浴室 | 3日〜1週間程度 | ユニットバスからユニットバスへの場合 ※在来工法からユニットバスに変更する場合は1〜2週間程度 |
いずれも期間中は工事中の設備を使えなくなるため、代替案を事前に考えておきましょう。
外観リフォームにかかる期間の目安
屋根や外装の劣化は住宅性能の低下や雨漏りの要因となるため、リフォームでしっかりと対策しておきたいところ。屋根、外壁の塗装、外壁材の交換などにかかる期間の目安は1週間〜1ヶ月程度です。工事期間中は音や臭いが発生したり、空き巣に狙われやすくなったりすることがあるため、事前に対策を講じておきましょう。
外観リフォームはいずれも外での作業なので、天候によってスケジュールが変動する点も注意が必要です。
リビングリフォームにかかる期間の目安
リビングの部分リフォームを行う場合、工事期間の目安は3日〜2週間程度です。フローリングの張り替えや壁紙の貼り替え程度の軽いリフォームであれば、1週間以内で十分に終わるでしょう。
一方、造作家具を設置したり、床暖房を導入したりするケースでは1週間以上の工事期間がかかります。家族が集まるリビングが工事で使えないと生活に支障が出るため、セカンドリビングを用意しておくなどの事前準備が大切です。
まとめ
フルリフォームにかかる期間は、設計期間と工事期間を合わせて戸建てで4〜7ヶ月、マンションで3〜7ヶ月程度が目安です。状況によって、これよりも期間が延びると、仮住まいの費用や人件費などコストがいっそう膨らみやすくなります。
フルリフォームをスムーズに進めて、期間を短く収めるためには、今回紹介した5つのポイントを意識することが重要です。期間や費用に余裕がないなら、部分リフォームを検討してもいいでしょう。
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