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リフォーム事例⼀覧

築200年以上の古民家リフォーム~扉篇~|泉佐野市

全てを新しくするのではなく、古きよき物も大切に。

イタリアンのお店の入口ドアの改修工事のご紹介です。こちらのお店は築200年の古民家をリノベーションしてイタリアンレストランとして営業されています。

今までは外から直接店内に入る入口を利用していましたが、土間にある昔の3枚引き戸を利用して入口を変えることになりました。敷居や鴨居はそのまま利用、3枚の建具も真ん中の扉だけを作り替え、両サイドはFIXのように動かないよう固定しました。建具も古いものでしたので隙間やゆがみがあった部分は補修をしてまわりの雰囲気と合うように既存の扉を利用しました。

新しく作った扉は古民家の雰囲気に合うよう縦格子にし、ガラスを挟み込み、塗装を施しています。大きなガラス付き扉ですので開閉が重くならないよう敷居には金物レールを仕込み軽々開閉できるようにしています。

また今までの入口は無塗装でまわりの柱などと色合いが異なりますので、この機会に調和がとれる色に塗装を施しました。

お店の営業に差し障りないよう、扉の加工は一度持ち帰り建具屋さんの工場で作業をし、新しい扉とともに取付は定休日の1日で行いました。

すべてを新しくするのではなく使えるものは手を入れて再利用することで、歴史とモダンが融合した趣のある空間を作れるのはリフォームのいいところですね。